「チーズはどこに消えた」とクラス替え

　「チーズはどこに消えた」という本、みなさんはお読みになりましたか？で、ネズミたちはなくなったチーズをすぐに探しに行きますが、小人達は理由を考えてなかなか行動を起こせません。

　まもなく新学期。子ども達はまさにこの状況になります。クラス替え。これは席替え同様子ども達にとってはビッグイベントです。クラス替えで仲のよい子と離れてしまうこともあるでしょう。でも、いつまでもその状況に不満を言ったり否定したりしていても始まりません。大人になったって、転勤、転職、引っ越し、急に新しい環境に飛び込まなくてはならない場面がたくさんあります。子ども達は大人よりも遥かに柔軟性を持っています。その柔軟性は、ある程度鍛えておかないとなくなってしまいます。新しいクラスになったのだから、また新しい友達を作ればよいのです。きっと、新しくすばらしい出会いがあるはずです。前のクラスの友達がすばらしかったのならば、それは大切にとっておけばよいのです。何もクラスが分かれたからって仲違いする必要はありません。でも、その友達にこだわりすぎて新しいクラスで友達を作ろうとしなければ、本の中の小人達と全く同じになってしまいます。

　「チーズはどこに消えた」、読んだことのない方は、ぜひどうぞ。私としては本編だけで十分だと思いますけどね。

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